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『魂の終活』の表紙

一指 李承憲『魂の終活』

この本に寄せられた声

原書の英語版『The Tao of Dying Well』は、2026年10月にアメリカで刊行されました。英語版を読んだ人たちの言葉を紹介します。

英語版に寄せられた推薦文(全文)

イルチ・リーはこの新しい本で、ほかのすべての問いに重みを与える問いに向き合っています。私たちはどう生きるべきか――その問いを、人生の終わりまでたどっていくのです。わだかまりを残して逝った親と、安らかに逝った親。対照的な両親の最期をもとに、よい死は偶然ではなく、備えによって訪れること、そしてその備えは、長い年月を誠実に生きることで築かれることを示しています。

腸と脳、生活習慣、意識のあいだの対話を何十年も研究してきた医師として、私は、死を終わりではなく完成ととらえる韓国の古い考え方「化」に、医学がめったに口にしない真実を見ます。癒えることと死ぬことは、気づき、受け入れ、手放すという、まったく同じ内なる力に支えられているのです。

イルチ・リーは、うわべだけの慰めを口にしません。現実から目をそらさずに、私たちに語りかけます。わだかまりを解き、執着を手放し、人生の終わりを、追い立てられるような退場ではなく、自分の力でつかんだ卒業として迎えよう、と。死を見つめることで今日の生き方を深めたいと願うすべての人へ。知恵に満ち、いまこそ必要とされる、見事な筆致の一冊です。

エムラン・メイヤーの写真エムラン・メイヤー(医師、『腸と脳』著者)

「完成した人生を生きる」とはどういうことかを考えるための、洞察に満ちた伴侶となる本。

アニタ・ハニッグの写真アニタ・ハニッグ(『The Day I Die』著者)

本当に大好きな一冊になりました。やさしく、親しみやすく、それでいて奥深く、心に響きます。孫ができてから、私はほとんど毎日、死について考えるようになりました。そして、その時間がとても好きなのです。私がずっと文章にしようとしてきたことを、イルチ・リーは言葉にしてくれました。

恐れ、悲しみ、希望。読みながら、さまざまな思いが胸を通りすぎていきました。そして読み終えたとき、私の心は安らいでいました。イルチ・リーが示すように、死は終わりではなく、人生の完成なのです。この本は、エネルギーの施術者としての私の仕事の核にある、いちばん深い真実を言葉にしてくれました。目に見えないエネルギーが、いつも私の体と魂をつないできたこと。そして私の時が来ても、この世界に還ってきて、愛を照らし続けられるということです。それまでは、一瞬一瞬を味わっていたい。死が必ず来るからこそ、その一瞬は色あせるどころか、いっそう美しくなるのですから。

シンディ・デールの写真シンディ・デール(『The Subtle Body』著者)

古来、TAOの修行は、健康と長寿へ至る確かな道として知られてきました。けれども、その道のどこかで、真剣な修行者には、この世の生から旅立ち、死という扉をくぐって、その先に広がる果てしない意識の海へと移る備えをする時が訪れます。達人たちのあいだで「帰元(根源へ還る)」と呼ばれるこの道は、本当の自分を、エネルギーと光と輝く空間のなかで創造の根源とふたたびひとつになる、究極の自由へと導くものです。

『The Tao of Dying Well』で、イルチ・リーは、TAOに古くから伝わる道を、明快に、心を込めて案内してくれます。いまの修行者でさえほとんど耳にしたことがなく、実際に歩んだ人はなおさら少ない道です。天寿をまっとうする時が近づき、死が迫ったとき、この本は、根源へ還る歩みを穏やかにしてくれる、心強い導きとなるでしょう。

ダニエル・リードの写真ダニエル・リード(『The Tao of Health, Sex, and Longevity』著者)

この本は、より深い目的と安らぎ、感謝をもって生きるための、時代を超えた土台を与えてくれます。好奇心と尊厳、気づき、そして深い感謝の心をもって一日一日を迎えるための、思慮深い手引きでもあります。

自分自身と周りの人をより深くいたわるための洞察を示しながら、誰もがいつか迎える旅立ちへと、やさしく備えさせてくれます。人生は一人ひとりに託された尊い贈り物であり、いのちの力が還っていく時が来るまで、精いっぱい生きることでその贈り物を大切にしよう――この本は、そのことを美しく思い出させてくれます。

本当の充実を手にしたい、人生への感謝を深めたい、人生のどの段階でもより大きな意味を感じたい――そう願うすべての人にとって、必読の一冊です。

バリー・A・モーグランの写真バリー・A・モーグラン(医師、Energy for Success 創設者)

アメリカの刊行記念ライブで語られたこと

2026年10月20日、英語版の刊行を記念したライブ(YouTube「Brain Education TV」)で、看護師、弁護士、医師が、この本を読んで変わったことを話しました。英語の発言から抜粋して訳しています。

アネット・ハメルの写真

アネット・ハメル元看護師。米国カリフォルニア州「ボディ&ブレイン」スタジオのマネージャー

誰にも、明日は約束されていない

25歳のとき、飲んでいた薬の副作用で、2度心停止しました。集中治療室で目を覚ましたのは2日後です。家族も医師も、運がよかったと言いました。でも25歳の私が感じていたのは、体の痛みだけでした。

そのとき気づいたのです。25歳でも、45歳でも、85歳でも、誰にも明日は約束されていない。あるのは今日だけだ、と。

その後、娘を産んでまもなく子宮がんに、4年後には甲状腺がんになりました。看護師だった私は、治療はしても、自分のことは後回しにして、まわりに与え続けていました。娘をひとりにしてしまうのかと、本当に怖くなりました。

『The Tao of Dying Well』を読んで、自分の人生がはっきり見えました。前の日の自分の言葉や行いが気に入らなくても、毎日新しく生まれ直して、光と愛を次の人へ手渡していける。何があっても進み、育っていける。

その日が来たら、何歳であっても、私はきっと、ふっと息を吐くように旅立つのだと思います。よく生きた人生。存分に感じた愛。果たした目的。

アイリーン・ニムスの写真

アイリーン・ニムス米国ハワイ州の弁護士(信託・相続)

財産だけでなく、「価値」を遺す

私の仕事の使命は、人が旅立ったあとも、家族が穏やかに、仲よくいられるようにすることです。

この本と同じように、私も依頼者に尋ねます。何があると心が安らぎますか。どんな部屋で、どんな明かりがいいですか。そばにいてほしいのは誰ですか。どんな香りが落ち着きますか。その答えを医療についての事前指示書に書き込み、最期に付き添う人が、本人の望むとおりに支えられるようにしています。

この本を読んで、遺言書に新しい部分を加えることにしました。「価値の遺言」です。財産だけでなく、受け継いでほしい大切な価値も手渡すのです。私が子どもたちに遺したいのは、こじれてしまった関係の結び目をほどくこと。恨みや怒り、痛みを手放すことです。

自分にとって大切な価値は何か。何がいちばん大事か。旅立ったあと、どんな人として覚えていてほしいか。そして、いまの自分の行いは、そう覚えていてほしい姿と一致しているか。この本は、心の深いところに触れながら、とても実用的でもあります。最後に自分の人生を祝えるような生き方を考えさせてくれます。

シンドゥ・ラメシュの写真

シンドゥ・ラメシュ内科医(臨床30年以上)。米国オークランド大学ウィリアム・ボーモント医学部 教員

死がいつ来るかは選べない。選べるのは、どう生きるか

医師として、死にはなじみがあります。望んだことをやり遂げ、家族や友人とも和解して、穏やかに旅立つ患者さんがいます。一方で、未知への恐れや、「違う生き方をすればよかった」「家族と仲直りしておけばよかった」という後悔に苦しむ人もいます。

死の現実を知っていたのに、この世で過ごす時間がどれほど尊いかを意識して生きていたとは言えません。

そしてコロナ禍が来ました。助からないとわかっている患者さんの目に、恐れを見ました。私自身も危険の中にいました。どれだけ知識と技術があっても、救えなかった。そのとき思い知ったのです。死がいつ訪れるかは、誰にも選べない。選べるのは、どう生きるかだけ。精いっぱい生きれば、その時が来ても、後悔せず、穏やかに旅立てる。

この本を読んで、目的と情熱をもって、毎日を楽しみながら生きる道を見つけました。家族や同僚との関係を、いくつも結び直しました。頭の中のがらくたが消えて、行く先がはっきり見えます。いま何かが起こっても、私は穏やかでいられます。精いっぱい生きてきたと、わかっているからです。

リード・タクソンの写真

リード・タクソン医師。米国医学アカデミー、米国国立衛生研究所(NIH)で要職を歴任。高度看護施設の医療責任者も務めた

寿命の長さと、人生の長さは違う

イルチ・リーは前作『人生120年の選択』で、人生のどの段階にいても、健康でいること、人生の意味を見つけること、喜びを味わうことに、遅すぎることはないと教えてくれました。今回の本は、その旅の終わり、人生の最終段階へと私たちを連れていきます。高度看護施設の医療責任者として、多くの人の最終段階に立ち会ってきた私の心に響いた知恵を、3つ挙げます。

一つめ。長い寿命と、長い人生は違います。寿命は年数で測りますが、人生の長さは、その年月をどれだけ満ちて生きたかで測られます。毎日の繰り返しに埋もれているなら、ネットやSNSの怒りと憎しみの渦に巻き込まれているなら、いまこそ変わるときです。表面のすぐ下で見つけられるのを待っている、本当の自分の美しさを見つけてください。

二つめ。そうするうちに、すでにそこにある完全さに少しずつ気づいていきます。私たちは完成できるのです。完成とは、結果や終点ではありません。生きる意欲を新たにしてくれる、心の構えです。著者が言うように、死は人生を終わらせるのではなく、この段階の人生を完成させるのです。

三つめ。死について考えることを、愛する人とつながるきっかけにしましょう。毎日まわりにある愛に気づくには、ときに強い揺さぶりが必要です。死ほど強い揺さぶりは、ほかにないと言ってもいいでしょう。古いわだかまりを手放し、新しい一日の光の中へ歩いていくよう、背中を押してくれるのです。

ライブを見た人の感想

ライブのチャットに寄せられた言葉から。

  • 母がいま、重い病気です。今日はもっと深く感謝と愛を伝えて、母がどれほど大切な人かを伝えます。
  • 完璧な瞬間を待たずに。心から正しいと思うことを続けていけば、穏やかに生き、穏やかに旅立てる。
  • 何歳まで生きても、愛と安らぎをもって生きなければ、短く感じるのだと思います。
  • この世界の愛は、憎しみよりも大きい。そう受け取りました。
  • いまこの瞬間に息をしている。そのことへの深い感謝で、胸がいっぱいです。